韓国語の独学は可能か?初級レベルはどのぐらいで習得できるか?を体験談をもとにまとめて行きます。
筆者は、フルタイムで仕事しながら、ハングル0から3ヶ月でTOPIK2級に合格し、4ヶ月目から韓国人とある程度会話ができるようになりました。韓国語ゼロからでも4技能を効率よく伸ばすことができます!
独学者にオススメの韓国語教材
独学を始める時に迷うのが、どの教材を使用するか?ではないでしょうか。
ここでアメリカの大学院で日本語言語学の修士号を取得し、日本語教師としても勤務経験がある言語学習大好きな私がオススメしたいのは、
「できる韓国語」シリーズ一択です(回し者でもなんでもありません!笑)
この教科書を使えば体系的に言語を勉強することができます!
公式HPで無料で文法説明動画も見られるからです。
そして、これからお伝えしていく、ハングルの習得、文法、基本単語など、「できる韓国語」初級Iと初級IIを完了させれば、TOPIK2級までは確実に取得できます!
それでは、韓国語習得の順序と方法を見ていきましょう。
ハングルの習得方法
まずはハングルを身に付けましょう。
〇〇時間で読めるハングル!など色々な本が出ていると思いますが、できる韓国語の教科書さえあればハングルも練習できるので、あれこれ購入する必要はありませんのでご安心を!
ハングルとは、韓国で使われている文字のこと。日本語ではひらがな、カタカナ、漢字の3種類を使い分けていますが、韓国語は基本的にハングルの1種類。
はじめは、象形文字みたいに見える韓国語も、仕組みさえ覚えてしまえばあっという間に読めるようになります!
そしてここでのコツは、ある程度ハングルに慣れてきたら、次に進む。ここで完璧を目指しすぎると心折れます。ハングルの難しいところは読み方。読み方には色々なルールがありますが、これについては徐々に慣れていくしかないと思います。
ハングルの次は文法!
韓国語の文法は日本語と本当に似ています。
できる韓国語初級Iには20課、初級IIには25課あり、初級文法が勉強できるようになっています。
教科書の構成は、ダイアログ(短い会話)と単語が見開きになっていて、次ページにその課の文法が2-3個、そして基本練習と応用練習ができるよになっていて、言語学習として最も大切な体系的に学習することができるようになっています。
そしてこの教科書のオススメポイントは、全ての初級文法の動画解説が公式サイトで無料で見られます!
https://www.shin-gogaku.com/shinokubo/one-point/
教科書を使った勉強方法
私が実際に行った勉強方法を紹介します。
まず、教科書のダイアログ(会話)を聞きます。この時、意味が全てわからなくてもOK。
そして、次にダイアログをノートに書き写します。
なんでわざわざ?と思うかもしれませんが、書き写すことで徐々にハングルに慣れることができます。
そして、語彙のところで単語をチェックし、ダイアログにハイライトで書き込んでいきます。
次に文法または動詞の活用方法です。
教科書に書いてある説明もわかりやすいですが、やはりここは無料動画を活用。
https://www.shin-gogaku.com/shinokubo/one-point/
ここで注目するのは講師の口元!発音している時の口の動きや形を見ながら、一緒に発音していきます。
動画で文法や活用がある程度わかったら、次は教科書の練習問題を行います。
そして最後は、戻って再びダイアログの練習。文法や単語を練習した後なので、意味を理解しながら言えるレベルにきているはずです!
この時のポイントは、何度も繰り返しオーバーラッピング(CDのスピードで一緒に発音する)の練習をすること。こうすることで、発音だけではなく自然なイントネーションも身につけることができます。
この一連の流れを繰り返すのですが、次の日に新しい課に進む前に、前日学んだダイアログを再度聞きオーバーラッピングまたはシャドーイングの練習をして、復習することをお忘れなく!
とにかく生の韓国語に触れる!
皆さんが韓国語を始めようと思ったきっかけは何ですか?
理由は何であれ、韓国ドラマや映画、音楽などとにかく韓国語をインプットすること。これに尽きると思います。
NetflixやYouTubeを活用してとにかく生の韓国語を聞きまくるのが上達するコツです。
オススメしない勉強法
ズバリ、韓国語の歌の歌詞を翻訳していくこと。
インプットに音楽を聞くことはオススメですが、残念ながら初心者が歌の歌詞を翻訳するのは効率的な勉強方法ではありません。
もちろん楽しみの一つとして翻訳するのはありで、使い方によっては良い効果があるとは思いますが、初心者が歌詞を翻訳するだけでは必ずしも必要な文法などは身に付くとは言えません。
使い方によっては効果があると書いた理由は、ハングルに慣れる為に書き写してみたり、それを見ながら覚えるように歌う、つまりハングルを目で追いながら文字と音を繋げる練習は効果があると思います。
もちろん歌いながら意味がわかるのが1番良いですが、ハングルの音になれるという点では音楽も効果的に使用できます。
初級習得にかかった時間
3ヶ月でTOPIK2級合格と書きましたが、具体的な時間は...
1週間でハングルの基礎。毎日1時間程度、約7時間。
「できる韓国語 初級I」20課と「できる韓国語 初級II」25課を1日1課のペース。平日は約1〜3時間、休日は2〜4時間程度かけ平日に学んだことの復習も進めました。ざっくり、250時間ぐらい。
TOPIK前10日間はTOPIK対策の本を使い勉強しました。初めての試験なので問題形式に慣れておく必要はあると思いますが、それまでに教科書をしっかりやってさえいれば、問題形式に慣れるのはそこまで大変ではないと思います。
これに私は、韓ドラを1日1話程度進めていました。
フルタイムで仕事をしていると勉強に割く時間がない日もありましたが、言語習得に大事なのは継続。30分、1時間まとまった時間が取れなくても5分でいいから教科書を開く、ドラマをみるなど続けることが習得への秘訣です!
まとめ
韓国語は独学でも習得可能です!
義務教育で英語を勉強したことがあると思いますが、韓国語を勉強している時に初めて「日本語が母語でよかった〜!」と感じると思います!
言語学習は独学だと挫折しやすくもありますので、短期的な検定の目標と同時に、韓国語ができるようになった時の自分はどうなっていたいのか?というビジョンもしっかり描いた上で進めると、継続しやすいですよ!
화이팅!